最近GitHubを使っていなかったので復習を兼ねてGitHubの使い方をまとめていきます。
GitとGitHub
Gitというのはバージョン管理システム(VCS: Version Control System)のひとつで、過去の作業のバックアップや履歴を残すことができます。バージョン管理を履歴の形で記録することによって前のバージョンに戻したり、過去のソースコードから派生させたりすることが可能になります。また、変更をコミットという操作で行うことにより、修正箇所や修正した人に加え修正日時や変更点のメモなどが記載できます。
一方でGitHubというのはGitのホスティングをしてくれるサービスに当たります。ソースコードを保存、公開するためのサーバーとして用いることができます。2020年2月現在では無料で非公開リポジトリが使えるようになったので、より使いやすいサービスに……!
またGitHubはwebサイトとして作られているので、コマンドライン操作が苦手な人でも直感的に操作できますね。GitHubのwebサイトは以下のようになっています。
まずトップページを開くとこんな感じのページが表示されます。
会員登録を済ませてログイン(サインイン)をすると以下のような画面に移動します。(違う画面の人は右上にあるアイコンマークから『Your profile』をおしてください)
ここでは私のアカウントでログイン場合を例に見ていきましょう。
ここが自分のアカウントのページになります。他の部分は次回以降の記事で触れるので、今回は2箇所だけ紹介しておくことにします。
もう一つの『Repositories』を押すと、自分が管理しているリポジトリを確認することができます。ここでリポジトリというのは保管場所という意味合いで考えてもらえれば概ね大丈夫ですね。プロジェクト単位でリポジトリを分けて管理するようにしましょう。
りいポジトリの作り方は次回の記事でお話しすることにします。今回は簡単に眺める程度でざっくりGitHubを俯瞰で眺めてみます。
とりあえずc_calcの方をみていきましょう。
これは私がC言語を用いて関数電卓を作った時のプロジェクトのリポジトリになります。修正時のコメントとともにリポジトリ内にファイルが保存されています。ひと目見ただけで修正内容がわかるコメントを添えるとわかりやすいですね。さらに履歴を遡って比較する機能をみてみます。
こんな感じで変更前と変更後の差分を表示することができます。赤い部分が削除された行で緑色の部分が追加された行になります。これだけでも非常にわかりやすくて便利ですね。
またGitHubは他人のソースコードをみることができそれに対してコメントをすることができます。そのためオンラインでやりとりをすることが可能です。これについてはプルリクエストの記事でまとめて話をすることにします。
GitHubとはGitのホスティングをしてくれるサービスのこと。webサイトとして提供されておりコマンドラインが使えなくてもGitHubは使える。
GitHubを使う準備
GitHubを使えるようにするには自分のPC上にGitを入れておく必要があります。ただ、コマンドを打ちこんでGitをインストールするのは敷居が高いので、今回はGUIを採用しているソフトウェアの『Sourcetree』をインストールすることで一緒にGitもインストールすることにします。
まず、Sourcetreeのダウンロードができるページ(こちら)に行き、『Download free』を押します。(この時利用規約に同意を求められるかもしれません)
ダウンロードが終わったら、そのままインストールをします。(ダウンロードしたものがzipファイルなら展開しておいてくださいね)
インストールが終了したら早速開いてみましょう!
このようなページが出てくると思うので、右下の続行ボタンを押し、空欄のままで構わないのでそのまま終了します。
そうすると以下のようなウィンドウが出てくるので、下の画像の手順通りにGitHubのアカウントと連携してください。
これでGitHub上のリモートリポジトリがSourcetree上から確認できるようになりました!以下のようにしっかりと反映されているのがわかります。(皆さんはGitHub上にリポジトリを作っていないので何も表示されないと思いますがのちのちリポジトリを作成するとここから確認できるようになります)
まとめ
今回の記事では、導入としてGitとGitHubについて簡単に説明をしました。また私のアカウントを例にGitHubの機能を少し先取りして紹介してみました。
記事の後半ではGitHubを用いるためにSourcetreeをインストールしてもらいました。次回は実際にリポジトリの作り方について説明していきます!
最後まで記事を見ていただきありがとうございます。また別の記事でお会いできることを祈っております。