GitHubを用いてバージョン管理やバックアップをしながら開発をすすめるためには、データを保存する場所を用意してあげる必要があります。このデータの保存場所のことをリポジトリと呼ぶんでしたよね。今回の記事ではこのリポジトリの作り方を説明していきます。
リポジトリの作成
最初に自分のGitHubアカウントでサインイン(ログイン)してください。そして右上のアイコンから自分のページ(Your profile)に移動します。そうすると以下のようなページになるはずです。
ここからリポジトリを作る方法を紹介します。リポジトリを作るページに移動する方法は2つあります。お好きな方でどうぞ!
1つ目の方法
『Repositories > New』をクリックします。
2つ目の方法
『+ > New repository』をクリックします。
リポジトリの作成ページ
上記のどちらかの方法で以下のリポジトリ作成画面に辿り着けます。
ここに必要事項を入力することでリポジトリが作れます。それぞれの欄について簡単に説明しておきます。
『Repository name』はリポジトリの名前をつける欄です。基本的には半角英文字と記号のみでつけるようにしましょう。『/(スラッシュ)』で区切ることで階層構造を作ることができます。
『Description』はリポジトリについての細かい情報(説明)を書き込む場所になります。
『Public or Private』は公開リポジトリにするか非公開リポジトリにするかの違いです。特に何もなければPublicでいいと思います。
最後のチェックボックスはREADMEを作成するかのチェックボックスです。大体の場合はREADME.mdを作ると思うので、チェックマークを入れておきましょう。
『Create repository』を押すと以下の画面が表示されます。
リポジトリが無事に作れました!!
ローカルのディレクトリをリモートリポジトリで管理
すでに作業が進んでいるディレクトリをGitHubを使って管理する場合は以下の手順にしたがって進めてください。
最初に新規リポジトリを作成します。こちらは上で説明したやり方でできるので詳しい手順は割愛します。
その次ターミナルを開いてコマンドライン操作を行います。今までGitを使ったことがない人は以下のコマンドでユーザ名を登録してください。(“iwachoco”の部分がユーザ名になります。好きなユーザ名に変えて実行してください)
git config --global user.name "iwachoco"
ちなみにGitHubで管理したいディレクトリまでcdコマンドを用いて移動し、以下のコマンドを実行すると、そのディレクトリのみにユーザ名を登録できます。
git config user.name "iwachoco"
対象ディレクトリまでcdコマンドを用いて移動してください。移動できたら以下のコマンドを実行してください。
git init
これを実行した時に以下のような表示が出れば成功です。inより後ろは各自の環境によって異なります。
Initialized empty Git repository in /Users/iwachoco/Documents/test/.git/
また、2回以上実行すると以下のようになります。
Reinitialized existing Git repository in /Users/iwachoco/Documents/test/.git/
次に以下のコマンドを実行しコミットを行います。この作業については違う記事で詳しく説明します。addの後ろにあるピリオドのところはファイルパターンを記述でき、『*.c』のような書き方をすればC言語で書かれたファイルが対象になります。
git add .
git commit -m "コミット時のメッセージ"
最後にリモートリポジトリに適応させます。新しく作ったリポジトリ(この章の冒頭で作ったリポジトリ)のURLを用いて以下のコマンドを実行します。
git remote add origin https://github.com/[GitHubのユーザ名]/[リポジトリ名]
ローカルディレクトリからリモートリポジトリへプッシュします。ユーザ名やパスワードの入力が求められたらGitHubのユーザ名とパスワードを入力してください。
git push -u origin master
無事にローカルディレクトリの中身をリモートリポジトリに適応できました。
まとめ
今回の記事は、リポジトリの作成に焦点を当てた内容にしてみました。次回の記事はクローンやコミットについて勉強していきましょう!
最後まで記事を見ていただきありがとうございます。また別の記事でお会いできることを祈っております。